南三陸復興レポート
東日本大震災から1年4ヶ月が経とうとしています。
日々、溢れ出る膨大な量の情報、忙しい生活に流され、被災地への関心が徐々に薄れてしまっていることを私自身否定できません。
みなさんはどうでしょうか?
私は今年の4月に2日間だけですが、宮城県南三陸の現状を見に行きました。
被災した友人との連絡が、南三陸を訪れるきっかけとなりました。
彼が昭和の初めから続く水産加工会社の4代目であることをこの時初めて知りました。
津波により会社家屋の全てを失ったそうですが、幸い家族・従業員の方は全員無事だったそうです。
高速道路を下り、山の中の道を走っていると急に視界が開け、南三陸の町が現れました。
しかしそこには建物が無く、人の気配がない平野が広がっているという感じでした。
初めて訪れ目にした南三陸の光景は、「震災直後にニュースで見た映像とほとんど変わらない」というのが率直な感想です。
震災から1年経っていましたが、町に溢れていた瓦礫が部分的にまとめられているぐらいで、「復興」という言葉は程遠く感じました。
正直、「どこから手を付けていいのかわからない」というのが、地元の方・作業をされている方の思いのようです。
友人の口から「本当の復興には10年はかかるよ」と出てきましたが、この光景を目の当たりにするとそれが現実だと思い知らされます。
震災直後に多くの人が避難した高台に案内してもらいました。
海岸線は遥か遠くに見えます。
しかし眼下の建物まで津波に飲み込まれています。
この状況を目にしても、これが「本当に起こった出来事」であるというのが信じがたいものがありました。
自然の力というものは、私たちの想像を遥かに超えて、「想定」など無意味なものにしてしまうことを見せつけられた感じです。
ここでなす術もなく、自宅が流されていく様をただ見つめるしかなかった方が数多くいたそうです。
このページを偶然にでも見ていただいた方には、南三陸に限らず自分が訪れる事ができる被災地にぜひ足を運んでみていただきたいです。
「何か被災地の役に立ちたい」と思いつつも、毎日仕事や家事・学校に追われ、ボランティア作業に参加するのも現実的には難しい状況です。
しかし自分の目で見ることで、ニュースでは伝えきれない部分まではっきりと感じ取ることができると思います。
募金などの被災地支援方法もありますが、実際に現地で食事をしたり買い物をすることで直接お金が入っていきます。
現地の方との触れ合いは、何か役に立ちたくて訪れた私たちが逆にパワーをもらって、また明日からの生活に向かえるきっかけになったりもします。
友人の会社は完全な状態ではありませんが、なんとか再スタートを切れたようです。
もし南三陸を訪れる機会がありましたら、ぜひ立ち寄ってみてください。
おいしい海産物をいただくことができます。
私も海鮮丼をいただきましたが、新鮮な具がいっぱいでとてもおいしかったです。
また通販事業にも力を入れていますので、おいしくて新鮮な海産物のお取り寄せが可能です。
以下にリンクを張りますので、ぜひご利用になって下さい。
本当にオススメできます!
○山内鮮魚店オンラインストア
○株式会社ヤマウチ 商工団地店(こちらでお食事ができます)
○南三陸さんさん商店街店
日々変わりゆく南三陸の状況を友人が発信していますので以下のリンクからもご覧になって下さい。
○山内鮮魚店店長ブログ
○山内鮮魚店Twitter
○山内鮮魚店Facebook
○プログレス 南三陸(南三陸町民による情報ブログマガジン)
最後になってしまいましたが、震災で亡くなられた方には心からご冥福をお祈りいたします。
また、被災された方々が一日も早く普通の生活を取り戻せるよう切に願っております。
以下に2012年4月14日~15日に撮影しました南三陸の写真をアップしてあります。
現在、状況が改善されていることを願っております。
多くの千羽鶴が飾られています